7月に観た映画


7月6日

ツイスター ○

正確な竜巻予報を出すために竜巻のデータを集めようとする研究者に 追いかけまわされる竜巻たちの物語。
離婚しかかっている共同研究者夫婦とか、ライバル研究者とか出てくるのですが、 あくまで主役は竜巻。 はっきり言ってあらすじをどうのこうの言っても全く意味がない。 いささか教科書的な紹介ではありますが、 これは「ジュラシック・パーク」なんかと同じで体験する映画。 見ないと話しになりません。その映像の凄さにただただ驚嘆の声を上げていればよろしい。 「スピード」のヤン・デ・ボン監督はスピード感覚抜群で、うまくまとめてくれました。 ぜひ映画館で。

7月13日

ミッション:インポッシブル △

スパイ組織内部の裏切り者を捕まえるための作戦。 しかしその作戦中に思わぬことが起こり....
まあ面白かったです。でもケチを付ける方が簡単だなあ。 導入を見ていて結構複雑な話なのではと期待したのですが、 結局からくりは予想可能なよくあるパターン (ある人たちにとってはとても意外な話らしいです)。 アクションシーンもトム・クルーズはがんばっているんですが、 予告編以上のものが全くなく、そりゃないでしょうって感じ。 いや、予告編で全部見せてくれてたってことは良心的なのかな? ま、その2点。
TGVとなると「スピード」の地下鉄や「暴走特急」の列車とは違い 風圧で吹き飛ばされそうになるんだなあと、変なところで感心しました。 そういえば昔、離陸間際の飛行機の翼の上で格闘したバカがいましたねえ(笑)。

スーパーの女 ○

近所に安売りスーパーができ、潰れる寸前のボロスーパー。 そのスーパーをあるオバサンが立て直す話。
これは面白かったなあ。当たりですね。 観客も多かったです。劇場を変えてロングランになるようです。
結局駄目なものを立て直すというパターン化された話で、 伊丹監督自身も「たんぽぽ」で既にそのパターンは撮っているんですよね。 最近(?)だとテレビドラマで「王様のレストラン」がありました。 その亜流といえば亜流なんだけど、 伊丹監督がするどいのはスーパーという題材に目をつけたところ。 身近な存在なのですが知らないことだらけ。 で、いろんなノウハウや「こんなこと知らなかったあ」 といったことを詰め込んで知的好奇心を刺激するわけです。 パターン化された話なのでツボは押さえやすいし、 それにスーパーのあれこれをまぶしていけば一丁上がりってなもんです。 うまいよなあ。

7月20日

ガメラ2 レギオン襲来 ○

宇宙怪獣レギオン対ガメラ・自衛隊連合軍。
面白かったです。 何よりも自衛隊をちゃんと描こうとしている点がリアリティを出しています。 あまりお子様向きではないのではないでしょうか? リアリティという点では水野美紀演じる穂波の存在がちょっと浮いているかなあ。 穂波のような人があれだけ自衛隊と関っていくというのはちょっと。 それだけがちょっと(かなり?)気になりました。 ガメラの火球の吐き方はさらにかっこ良くなっています。

今月は拡大ロードーショーが多かったので あんまりたくさん観ることができませんでした。 せっかくプロ野球はナイターだってのに(昼間は暇ってことです)。