12月に観た映画
12月1日
雪で外出をためらいましたが、入場料千円なので。
戦火の勇気 ○
湾岸戦争で味方の戦車を誤射し、部下を死なせてしまったデンゼル・ワシントン。
戦後、事務職に回された彼は、
戦死した女性ヘリコプターパイロットのメグ・ライアンの名誉勲章の審査を任される。
調査をするうちに明らかになる同乗していたクルーたちの証言の食い違い。
果たして彼女は英雄なのか、臆病者なのか。
戦争の悲惨さを描いているという点で反戦映画とも思えますが、
さにあらず。戦争というのは状況設定の道具立てに過ぎず、
要は極限状況での人間の行動、タイトルに敬意を払うならば「勇気」ですか、
そういったものを描いた映画でしょうね。
悲惨な話にしては後味がそれほど悪くないのも、そういった点が影響していると思います。
反戦映画として見た(だれもそうは見ないかも知れないけど)場合、
ある意味での後味の良さはマイナス要素になっていると思います。
それとも後味の良さを感じた私の感覚が変なのでしょうか?
リービング・ラスベガス
アル中男と娼婦が出会い、恋に落ちる話。
アカデミー賞主演男優賞をはじめいくつもの賞を受けた作品。
お互いにあるがままの姿を愛するというのは恋愛の理想形かも知れません。
しかし何かえらく後ろ向きの話でした。
理解はできます。羨ましいとさえ思いますが(苦笑)。
恋愛物と言ってもデート向きの映画ではないですね、きっと。
12月8日
インデペンデンス・デイ ○
ある日突然、世界中の主要都市に異星人の巨大な宇宙船が飛来し、
一斉に攻撃を開始した。
圧倒的な火力を誇る異星人に対して人類は反撃できるのか。
いやあ、公開されてすぐということで観客が多かったです。
ほぼ満席でした。2館上映でそれですから人気の高さがうかがわれます。
内容は、「派手」のひとことに尽きます。一見の価値はあり。
しかし異星人のコンピュータはどういう仕組みなんだ?(苦笑)
12月21・22・23日
3連休で映画を見まくるはずが、風邪で熱が出てダウン。
がび〜ん!
12月28日
デイライト
自動車トンネルの爆発事故で閉じこめられた人々。
救助に向かうはシルベスタ・スタローン。
ちょっと出来の悪い「ポセイドン・アドベンチャー」といった印象ですね。
出来が悪くなってしまった理由は2点ほどあって、
まず、スタローンが救助のための方策を持っていると思えなかったこと。
彼は何をしにトンネルにもぐったんでしょうねえ。
私にはただ右往左往しているようにしか見えませんでした。
次に、まっすぐなトンネルということもあって、
クライマックスまで空間的な移動がほとんどないこと。
そのせいで、大したイベントもなく物語を進めなくてはならなくなってしまってます。
見せ場が少なかったなあということです。
パニックを起した人々を中心に描こうとするならば、ヒーローは不要だしね。
設定は面白いだけに残念。