評決のとき ○
黒人少女をレイプした白人青年2人が少女の父親に射殺された。
黒人差別の残る地区で、父親の弁護を引き受けた弁護士は彼を救うことができるか、
という法廷物。
2時間半がアッという間という意味では面白い作品だったと言えるのですが、
あれでメデタシメデタシとは....。
あの結末は私の倫理感では納得できません。
実は本筋と関係ないエピソード(キーファー・サザーランド関係)で、
あの結末を「良かったね」と観客に思わせようとしていたり
(洗脳に近いかも)。
日本の裁判が陪審員制度でなくて良かったという感想を持たざるを得ませんね。
あまりの結末に最初の評価は無印だったのですが、
いろいろ考えさせてくれたということでまた見てみたい気分になってきました。