10月に観た映画


10月10日

ベスト・フレンズ・ウエディング △

昔の恋人で今は親友になっている男が結婚することになった。 「やっぱり彼は大事なひと」と気づいたジュリア・ロバーツが 男を取り返そうとする、というコメディ映画。
男の結婚相手がヤな女だったらジュリアを応援しながら見ることになるのですが、 そうではないんです。 男を取り戻そうと奮闘する姿はかわいらしく描かれているのですが、 冷静に考えるとものすごいヤな女。 彼女がヤな女のままかどうかは見てのお楽しみということで。 もしあなたが未婚で、未婚の異性の親友がいる場合、 その人があなた以外の人と結婚することを想像してみましょう。 手遅れにならないうちに....。

10月19日

ファングルフ ○

エッフェル塔から飛び降りた美女を助けたアメリカ人青年。 青年は恋に落ちるが、その美女が実は狼人間だった、というホラー映画。
主演女優のジュリー・デルピーは色白で、 はかなげで、かわいくて、良いです。 日本での認知度はいまひとつなのでしょうか? 彼女のファンは必見でしょう。
ホラー映画なんですが、笑えます。 登場人物が何度頭をぶつけるか数えて(笑)、私にメールをください。 面白い映画だと思ったんですが、客席はガラガラでした。

ボルケーノ △

ロサンンジェルスのど真ん中で火山が噴火! 危機管理局のトミー・リー・ジョーンズは娘を心配しながら奮闘する、 というパニック映画。
基本的に、みんなが協力して何かを成し遂げるとか、 自己犠牲とかいうのに私の涙腺は弱いのです。そのへんはマル。 圧倒的な大自然の力の前に人間は無力であるわけで、 人間ができることはごくわずかのはず。 それがあの程度のことで何とかなってしまうなんて、 それほど大した噴火じゃなかったのかな、 と思ってしまいました。 特に最初の対策。「おいおい、そんなことをしても無駄だろ」と思っていたのが、 何とかなっちゃいましたね。火山をナメ過ぎ。

10月26日

コン・エアー ◎

妻子を守るため、 酔っ払いを殺して服役した軍人ニコラス・ケイジ。 ようやく仮釈放になり、囚人移送専用飛行機で移送されることになった。 多くの極悪犯罪人が同乗する中、 飛行機が囚人たちの乗っとられ、正義の人ニコラス・ケイジの奮闘が始まる、 というアクション映画。
今年観た中では一番面白かったアクション映画です。 航空アクションといえば最近では「パッセンジャー57」(ちょっと古いか) 「エグゼクティブ・デシジョン」「乱気流」とかがあります。 「コン・エアー」で新鮮に感じたのは、 正義の味方が囚人の中に紛れているという点でした。 誰が正義の味方なのか、もちろん観客にはわかるわけですが、 囚人たちは気がつかないわけです。 それがいつバレるかということで緊張感を出すことに成功していますし、 狭い飛行機の中で正義の味方が隠れて逃げ回るという不自然な状況が 回避されています。航空ものにしては地上でのアクションシーンが多いのも特徴。 飛行機の中のニコラス・ケイジと地上のジョン・キューザックの描き方のバランスも 良かったと思います。 連係という意味では「ダイ・ハード」を思わせるシーンもありました。 敵の首領ジョン・マルコビッチの悪役ぶりも手慣れたもの。 そして、なんだ!あのスティーブ・ブシェミは。妙ちきりんな役でしたねえ。 比較して悪いんですが「スピード2」より断然こっちの方が面白いです。